プレストーン工法とは


特  長

低公害である。

オーガ掘削方式であるため、施工時の騒音・振動は非常に少なく、商用電源を使用する場合はもちろん、発電機も防音タイプのものを使用すれば騒音公害は発生しない。

施工制度が良い。

  1. TVカメラ測量システムにより、施工時における計画線よりのズレを容易に検出し、リアルタイムに修正することが可能である。
  2. 施工途中に急激なズレが生じても、ケーシングを介して先導体を引き抜くことができる為、一旦正常な位置まで管を引き戻して再施工することが可能である。

土質の適用範囲が広い

  1. 一般地盤はもちろん、滞水砂層等の流動化する地盤に対しては、掘削添加剤の止水装置(またはピンチ弁)により安全に施工ができる。
  2. コーン型クラッシングヘッド、ビットカッターヘッド、またはディスクカッターヘッドの使用により、礫・玉石層、岩盤に対応可能。
  3. 管の引き戻し施工や、掘削ヘッドの掘削位置を調整して土砂取込量を調節する等、地質状況に応じて臨機応変な施工が可能である。

長距離推進が可能。

  1. 測量機器は、テレビカメラとレーザー光線を用いたTVカメラ測量システムを採用し、100m程度の計測も精度良く行うことができる。
  2. ヘッド先端から掘削添加剤、先導体外周から滑材を注入できる構造となっているため、掘削土砂の搬送トルクや推進力の低減を図ることができ、長距離推進を行うことが可能である。

到達坑が小さい。

  1. 先導体は分割できるため、既設人孔のような小さな立坑でも回収可能である。
  2. 到達坑では先導体とヘッド周りのみを回収し、他の回収作業はすべて発進坑で行われるため、到達坑の開閉回数が少なく作業の安全性も高く経済的である。