【工事概要】 ◇場所:岡山県 ◇施工:(株)藤廣 ◇使用機種:SH-253型 ◇管種:φ200スパイラル管(1m管) ◇延長:総延長=412.8m/10スパン、最大延長60m ◇勾配:+4‰ ◇土質:シルト〜砂 ◇土被り:2m〜3.5m ◇精度:高さ-10o、右+15o
【施工状況】 本現場は、O市特有の超軟弱地盤であり粘性の高いシルト層である。埋設物があり民家も近くにあるため、その影響を考慮しφ1.5mの立坑より発進できるSH-253型の採用となった。10スパンの平均推進距離は40m前後であり、今回SH-253型に新たに装着された調整機構の排土能力を確認するうえで十分な推進距離であると思われる。実際、調整機構の効果は高く、従来機に比べ大幅に排土効率が向上され、また管の接続などの準備工においても時間短縮が図れ、施工が非常にスムーズに行うことができた。 10スパンのうち2スパンについては問題が想定された。ひとつはNTTのケーブルが埋設されており、その離隔がわずか約50o(推進距離53mの40m付近)であったが、何の問題も発生せず無事施工完了した。2つ目の問題は、60mの長距離推進。36m〜40m付近で水路(旧のドブ川)にぶつかり、含水・透水ともに高く、標準推進距離50mを超えるため、施工の困難が予想された。しかし、新型D型先導管(新型ピンチ弁付)と新型SH-253型の組み合わせにより、無事施工が完了した。今回の現場は、今後一層の施工技術の向上に役立つと同時に、レーザセオドライトも長距離推進に対応できることが実証された。 ◇平均荷重: オーガー 6〜7ton-m 推力 5ton ロードセル 3ton |
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