『SH−1030型』による推進用鉄筋コンクリート管φ1,000mm、推進距離約100mの施工事例を紹介致します。 現場は、土質がN値16〜22砂質土、土被り約3.0〜10.8mで、路線延長約107.5m、推進延長102.35mを高耐荷力方式泥土圧方式一工程式で施工致しました。 工事は勾配が5.5パーミル、土被り3.0mから10.8m側に施工するものです。 推進延長100mを超える長距離推進のため、土質の変化及びN値の変化に対応する必要がありました。 方向修正はレーザートランシットTVカメラ方式で先導体の位置変位を常時管理して、早め早めに修正を行い数ミリ単位で管路の精度を保ちました。推進延長が長いので先導体をオーバーカット気味に整備し、推力の変化に応じて滑材及び掘削添加材の増減を図り推力が上がり過ぎないように努めました。推力は最大で900〜1,000kNで、滑材注入効果で推力の低減を図ることができました。 到達立坑ケーシングφ3500mm、土被り10.8mの中、分割回収により安全に回収できました。 今回の現場は先導体の工夫と滑材注入効果により、推進用鉄筋コンクリート管φ1,000mmの長距離推進に成功致しましたが、今後ともさらに推進延長を伸ばすための研究を重ねてまいります。 (工事概要) 工事名称:水上坂横井線流末整備工事(その2) 工事場所:鹿児島市小野町 施工期日:平成19年10月〜11月 元請 :南生建設株式会社 施工 :株式会社 鹿児島推進開発 土質 :粘性土、礫混じりシラス 土被り :約3・0〜10.8m 勾配 :約 −5.0パーミル 管種 :ヒューム管 管径×長:1,000mm×102.35m 工法 :高耐荷力方式・泥土圧方式一工程式 推進機種:SH−1030型 路線延長:約107.50m 発進立坑:鋼 矢 板 3,350mm×6,550mm (内寸法) 到達立坑:ケーシング 3,546mm (内寸法) |
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写真−1 1000H先導管 写真−2 先導管の推進 写真−3 ヒューム管の推進 写真−4 スクリュー継足し 写真−5 ケーシング継足し 写真−6 注入プラント 写真−7 オーガヘッドの回収 写真−8 先導管の回収 写真−9 先導管の回収
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